Books

  • 現在入手できる日本語のSPICE関連書籍の種類はそう多くありませんので、より詳しく知ろうとすると、洋書と格闘する必要が生じるかもしれません。
  • 自分の使用するSPICEがSPICE2とSPICE3のどちらをベースにしているかで多少の注意が必要となります。
  • SPICEのコア部分は変わっていませんので、出版年が古くても、参考にならないということはありません。(絶版の可能性がありますが)
  • ほとんどの書籍は、SPICEネットリスト記述となっていますのでこれを覚える必要がありますが、基本ルールは簡単です。SPICEネットリストについては、当Web内のHow to useもご参照下さい。
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No.

書 名

著 者

初版出版

出版社

1

 

SPICEによる電子回路設計入門

ポール W.トゥネンガ著/松本敏之訳

1990年12月

CQ出版社

サブタイトル−回路シミュレータPSpiceを100%活用しよう。PSpice活用のヒント集。

2

 

SPICEによるシミュレータ新活用法

岡村廸夫 著

1991年9月

CQ出版社

サブタイトル−パソコンを使った新世代設計技術マスタリング。岡村氏による三部作の一作目。SPICEを回路設計のアシスタントとして活用するためのノウハウを提案。

3

 

SPICEによるトランジスタ回路の設計

岡村廸夫 著

1992年6月

CQ出版社

サブタイトル−新世代設計技術とデバイスモデリング。ダイオード、トランジスタ、JFETのSPICEモデルの独自の作成方法について解説しています。
4
アナログICの機能回路設計入門(復刻版)
回路シミュレータSPICEを使ったIC設計法
青木英彦 著
1992年9月
(復刻版2002年12月)
CQ出版社
アナログASIC、バイポーラICの回路設計をしようという人を主な対象として、IC特有の考え方を基礎からわかりやすく解説。原本を高性能スキャナーで読み取り、印刷・製本をしたもの。本書で使われているSPICE回路ファイルの頒布はしていないようなので、SPICEの部分は練習問題ということになります。当サイトではできるだけTopSPICEの回路ファイル・サンプルとして本書の例題を採り上げたいと思います。
5
 

SPICEによるOPアンプ回路の設計

岡村廸夫 著

1993年4月

CQ出版社

サブタイトル−OPアンプの動作がもうひとまわり深くわかる。SPICEを使ってOPアンプ回路の解析を行っており、実用的なOPアンプモデルも紹介されています。

6

 

SPICEによる電子回路設計

John Keown著/ 町 好雄 監訳

1993年6月

東京電機大学出版局

サブタイトル−回路シミュレータPSpice入門。大学で学ぶ基本回路をPSpiceで解析しています。

7

 

SPICEによる回路設計

J.A.コネリー/P.チェイ著/青木 均 訳

1994年5月

プレンティスホール/トッパン

原題−SPICEによるマクロモデリング。SPICE系シミュレータの限界に対する解決方法として生まれたマクロモデリングの詳細。

8

The SPICE Book

Andrei Vladimirescu

1994年

John Wiley & Sons

全400ページ、名前のとおりSPICEの使用法のすべてを網羅したテキスト。詳細なユーザーズ・ガイドとも言えます。対象とするSPICEは、SPICE2,SPICE3限定しておらず、ステートメントに違いがある場合は言及しています。
9
  [改訂版]
SPICEによる電子回路の基礎

小高明夫・
佐藤邦夫 著
1995年3月
東海大学出版会
電子回路の基礎の良い教科書です。第7章および付録A,Bに、SPICEについて、コンパクトですが的確な内容でまとめられています。特に、第2章の「ダイオード・トランジスタのモデル」と付録A「SPICEのトランジスタ・モデル」は、SPICEのデバイスモデル理解のヒントを与えてくれると思います。

10

SPICE Practical Device Modeling

Ron Kielkowski

1996年

McGraw-Hill

No.11の著者によるデバイスモデリングの解説書。DOS版のユーティリティプログラムがFDにて添付されています。

11

Inside SPICE Second edition

Ron Kielkowski

1997年

McGraw-Hill

SPICEの計算のアルゴリズムなど、使いこなすために必要なSPICEの仕組みを平易に解説しています。ウィンドウズ版RSPICE95がCDで添付されています。

12

SMPS Simulation with SPICE3

Steven M.Sandler

1997年

McGraw-Hill

Switching Mode Power Supply(スイッチング電源)の解析をIsSpiceで行う方法を解説。本文にでてくるモデルライブラリの一部をFDで添付。改訂新版が出版されています。
13
SPICE  Second Edition
Gordon W. Roberts
Adel S. Sedra
1997年
Oxford University
Press
SPICEによる回路解析の方法と、設計へのSPICEの活用方法概略を解説することを目的として、カナダの大学(McGill大、Toronto大)の先生二人によって書かれた本の第2版。単にSPICEの基礎だけでなく実用レベルの基礎までを簡単な回路例によって示した良書です。この主旨は目次からも類推できると思います。シミュレータとしては、基本的にはPSpiceのstudent版を回路ファイル入力で使用しています。この回路ファイルはSPICE2系のシミュレータならば、大きな変更なしで使用できるはずです。主な回路ファイルは、著者のホームページ(Textbooks:のSPICE,2/eをクリック)より入手可能です。残念な点としては各章末の問題の解答がついていないことが挙げられます。
14
トラ技SPECIAL No.62 電子回路シミュレータの本格活用法
増山文夫 著

1998年4月

CQ出版社

Micro-CapVを使ったまさに本格的な活用事例が、豊富に載せられています。Micro-Capユーザー以外でもSPICE活用のヒントが得られます。

15

はじめてのトランジスタ回路設計

黒田 徹 著

1999年5月

CQ出版社

サブタイトル−回路を設計製作しSPICEで検証! 1,2石の個別半導体回路から出発して段階的に石の数を増やし、実用回路に近づけてゆくアプローチをとっています。PSpice/CQ版とMicro-CapV/CQ版用の回路ファイルがFDで添付されています。
16
Switch-Mode Power Supply SPICE Cookbook
Christophe P.Basso
2001年

McGraw-Hill

スイッチング電源を、SPICE系シミュレータで解析する場合の、ツールと方法を網羅。CD-ROMには代表的な4種類のシミュレータの評価版も入っています。サンプル回路/モデルの最新版は、著者のホームページから入手のこと。
17
Spiceを使った電子回路設計工学
黒瀬能聿/岡田和之 共著
2002年1月
森北出版
巻頭に「従来の電子回路の教科書の内容に解析だけでなく、設計の要素も盛り込み、大学レベルの新しいスタイルの電子回路の教科書を目指した」とあります。基本回路の動作をPSpiceを使って体験できるように、ネットリストが掲載されています。電子回路の勉強が楽しくできる教科書ではないでしょうか。付録としてPSpice評価版の入手方法、インストール方法、使用方法概要、文法が説明されています。
18
電子回路シミュレーション
電子回路シミュレーション
牛田明夫/田中衞 共著
2002年6月
コロナ社
「非線形科学・工学について、数学的、物理的基礎から工学研究の第一線までを体系的に習得するための専門教科書として編集された現代非線形科学シリーズ」の第7巻にあたります。「回路シミュレータを開発するための各種数値解析アルゴリズムと、SPICEを積極的に活用した新しい解析手法の開発などについて」述べられています。内容は上級レベルで、SPICEの内部でやっていることを理解した上で、新しい解析アルゴリズム、モデルの開発をしたい方向けのよい参考書となるでしょう。数式が多いです。
19
解析OPアンプ&トランジスタ活用

黒田 徹 著

2002年9月

CQ出版社

OPアンプの使い方、応用回路の紹介ではなく、OPアンプ内部回路を解析することにより、アンプ回路、アナログ回路を学習します。SPICE関連では、3章、4章に「10石OPアンプ」と「トランジスタによるICを越えるOPアンプ」のネットリストが載せられており、自分でも色々実験ができます。データとしてダウンロード等はできないようです。
20
電子回路シミュレータPSpice入門編
棚木義則 編著
2003年10月

CQ出版社

付属CD-ROMにPSpiceの評価版、書籍内で使っている主な回路ファイルとモデルライブラリが入っています。簡単な回路を例に、PSpiceの基本的な使い方を網羅していますので、ビギナーに最適です。半導体ベンダーのモデルの組み込み方も紹介されていますので、評価版ですがモデルライブラリの拡充も簡単にできます。ただし、ノード数の制限により使えないモデルもあるので注意が必要です。
21
電子回路シミュレータSPICE実践編
遠坂俊昭 編著
2004年5月
CQ出版社
No.20とは姉妹書という位置づけ。PSpice以外にMicro-Cap7/CQ版用のデータ、Appendix等での他ツールに関する記載により、タイトルがPSpiceからSPICEに微妙に変わっています。入門編で基本をマスターしたところで、より実践的な設計への応用です。取り上げられているのは、フィルタ回路、整流回路、伝送回路、負帰還回路、アンプ回路、PLL回路、OPアンプ・モデル、トランス・モデルなどです。
22
ブルーバックス CD-ROM付 電子回路シミュレータ入門 増補版
加藤 ただし 著
2005年7月
講談社
CircuitMaker Student版を添付の8cmのCD-ROMに収録してあります。インストールと基本的な使用法の解説が始めの1/4にあり、残りは豊富なデバイスのセレクション・ガイドとなっています。回路シミュレーションが手軽に体験できます。283ページまでの本文と付属CDは、2001年9月初版のものと同一です。増補されているのは、CircuitMakerに収録されている海外メーカーの電子デバイスの簡単なデータシートと、それに対応する国産互換品名です。増補部分は82ページです。(購入する方は旧版でなく必ず増補版をどうぞ)
23
cover SPICEとデバイス・モデル
新原盛太郎 著
2005年10月
CQ出版社
IC回路設計を専門としている人が学ばなければならないバイポーラ・トランジスタの特性、等価回路について述べた本です。タイトルに関わらず、歴史的背景も含めてSPICEで使われているモデル以外のものについても論じています。
24
Switch-Mode Power Supply Simulation:
Designing with SPICE 3
Steven M.Sandler
2005年11月
McGraw-Hill Professional
No.12の改訂新版という位置づけです。PFCに関する章が新たに追加されています。添付メディアがFDからCDに変わりました。
25

cover トランジスタの料理法
柴田 肇 著
2007年5月
CQ出版社
サブタイトル : シミュレーションと実験で学ぶアナログ回路の構築技法
バイポーラ・トランジスタ回路を主に取り上げて、体系的にではありませんが、基本から応用までの中で興味深いテーマが並んでいます。特に、負帰還に関するいくつかの部分は、類書ではこれまであまり詳しく紹介されていません。大変参考になります。本の内容に対応したPSpiceとSIMetrixの回路図ファイルが、CDで添付されていますので、シミュレータを用意すれば、自分で確認ができます。
26
電子回路シミュレータPSpiceリファレンス・ブック
森下 勇 著
2009年9月
CQ出版社
サブタイトル : 信号源の詳細設定からモデル作成入門まで
国内の書籍では、電子回路の動作説明の助けとしてSPICEを使用しているものは数は少ないながら見られます。しかし、SPICEそのものに注目して使い方を解説したものでは、入門レベルに留まっているものがほとんどのように感じます。本書は、SPICEの使用テクニックについて初級者から中級者にも参考になる基本および応用的な多くのテーマについて解説しています。使用ツールがSPpice以外でも考え方は流用可能です。
CQ出版社の本書紹介ページへ



番外:雑誌情報

トランジスタ技術2002年5月号

特集 初めての回路シミュレーション
全82頁+別冊付録+CD-ROMの強力な内容です。
トランジスタ技術2003年7,8月号
回路シミュレータSIMetrix試用リポート<前編><後編>
代表的な商用SPICEを1つのテスト回路で比較評価しています。<後編>ではSIMetrixの使用方法が詳しく紹介されています。

トランジスタ技術2005年10月号

特集 シミュレーションで始める電子回路設計
回路シミュレータ自体の使い方ではなく、電子回路設計のスキルを身につけるための内容です。
●トランジスタ技術2006年3月号  
別冊付録 電子回路シミュレータPSpice逆引きリファレンス
書籍PSpice入門編で詳しくは述べられていない信号源の設定などのシミュレータの使い方を、当社代表者(技術部門責任者)が逆引き事典風にまとめました。
●トランジスタ技術2008年4月号〜 (連載) 
使いたい部品のモデルを組み込んでより正確に
PSpice活用ワンランク・アップ
ご好評に応えて、当社技術部門責任者が、連載しました。(終了)

Design Wave Magazine 2002年10,11,12月号,2003年2,4,7,10月号,2004年3,7月号

連載 高速ディジタル回路設計のためのアナログ回路シミュレーション入門
SPICEの動作原理から始まり、伝送線路シミュレーションの利用技術(シグナルインテグリティ)、電源系のノイズ解析(パワーインデグリティ)へと進んでいます。



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